T'sスタッフによるブログの過去分です。
仙台はまだまだ雪が降ったりやんだりです。
今日は、妊娠37週に入った骨盤位の方に入院していただきました。
外回転術を実施するためです。
骨盤位の外回転は、条件が整っていれば外来でも実施することが可能です。
しかし、胎盤早期剥離など合併症の有無や、術後の赤ちゃんのコンディションを観察するためには入院していただくことが望ましいです。
なんでもかんでも回せばいいというわけではありません。
条件がひとつでもクリアできなければ実施すべきではないとT'sでは考えています。
最近では県外からも「外回転をしてもらえないか?」との問い合わせをうけることがございます。
その際には上記の条件を観察させていただいたうえで判断します、とお答えしております。
今日も、帝王切開が行える準備をしたうえで外回転術を実施して無事成功しました。
あとは元気に生まれてくれることを祈るばかりです。
T'sでお産をされたママから問い合わせのメールが届きました。
「ごはんを食べているので、徐々に母乳を減らしていきましょうね」
といったような内容を保健指導員から話されたがどうしたらよいか、という内容でした。
通常、赤ちゃんが生後5、6か月になったころを目安に補完食を与え始めます。
「離乳食」と呼ばずに「補完食」と呼びます。
この言葉がすでに「答え」になっているかもしれません。
母乳だけでは足りない栄養素や食感を食餌で補う、という意味合いが含まれると思います。
補完食をしっかり食べていれば、母乳は減らす必要などまったくありません。
WHOでも母乳栄養は最低でもこどもが2歳になるまで続けるべき、と勧告しています。
お子様が欲しがるときに欲しがるだけ、ぜひ母乳育児を継続していただきたいと思います。
中には、なかなか食餌に興味をもたずおっぱいを欲しがるお子様もいらっしゃいます。
そんなときは、お子様の食餌だけ別に作るのではなく、パパとママが食べるモノと同じものを与えるようにしてみましょう。
献立はお子様が食べてよいものを考える必要があります。
パパやママが美味しそうに食べているのを見ると、それに興味をもってを欲しがるようになります。
ぜひ母乳育児を永く楽しんでください。
昨夜は全国的に雪だったようですが
仙台も久々の大雪でした。
今朝は5時半からの雪かきで、なんとか診療開始に間に合いました(^o^)
...でもまた降りそうな予感が...。
皆様、転倒などには十分気を付けてください。
突然ですが
コンビニ弁当を買う女子ってあまりみたことがありません。
純粋に「多い」からなのか「惹かれるお弁当がない」からなのか、あるいは「ちょっとはずかしい(*ノωノ)...」という気持ちがはたらくのかわかりませんがおにぎりやサンドウィッチなんかが好まれる印象があります。
どうしても時間がないときは仕方ないですね。
でも栄養面ではちょっと心配です。
もうひとつ
妊婦さんに宿題として書いていただくことがある「食事調査票」。
一生懸命仕事や家事、子育ての合間でもしっかり献立を考えているママがいる一方でなかなか手ごわい方も多くいらっしゃいます。
たとえば昼食の内容が「うどん」と「おにぎり」さらにアイス。
運動部の高校生のような内容にはときどき驚かされます。
T'sの食事は目にも身体にも優しいメニューやレシピでご提供しております。
ぜひ参考になさってください。
今日のお昼はサンドウィッチでした。
鶏肉やごぼうが挟まっていてボリュームも噛み応えもあります。
副菜に野菜サラダとこれまた野菜たっぷりのスープ。
植物性タンパク質、せんい質、ビタミンの摂り方
盛り付けもちょっと一工夫で食卓が楽しくなります。
サプリで補うからいいや、的な考え方もあるでしょうけれど、せっかく美味しくて比較的安全な食材が揃うニッポンに住んでいるわけですから料理や食事をご家庭でもっと楽しんではいかがでしょうか。
スマホであれこれやっている間に、野菜を洗って切る程度のことは簡単にできそうです。
一度始めてみると結構楽しくなると思います。
ということで、参拝して参りました。
夜の焚き上げの時間に行けないこともありますので早朝参拝して神様やお札を納めて参りました。
今日はT'sにとって大切な日です。
仙台では恒例の神事である「どんと祭」と呼ばれる松焚祭が各神社などで行われます。
今年も大崎八幡宮へ2017年の神様やお札などを納めに参ります。
そして祈ることはただひとつ
すべての赤ちゃんが無事に、健康に生まれますように。
ママの安全や健康は元旦にお祈りしてきました。
生まれてくる生命は私たちの大切な未来。
未来を守るために、我々T'sがお手伝いできることは力を惜しみません。
平面画像...2Dでの赤ちゃんは小さいときにはわかりやすいのですが
大きくなると分かりづらいですね。
T'sの超音波検査では、赤ちゃんの向きにもよりますが比較的鮮明にみることができます。
赤ちゃんが動くのがママにはまだ伝わらない週数だったりまったくイメージがわかない、なんていうママやご家族にはぜひ4D(リアルタイム3Dが正しいでしょうか。いまのところ現実世界に4次元は存在しません)画像を見ていただきたいと思っております。
赤ちゃんはずーっと見ていたくなるくらい、かわいい仕草や表情を見せてくれます。
いつまでたっても、ママのおなかに赤ちゃんがいることが奇跡と思えてなりません。
異常がないかどうかを診るのが仕事ですので、あまり見とれているわけにはいきませんがみなさんの赤ちゃんを拝見しているととても幸せな気持ちになります。
そして、
「お願いだからみんな元気に無事に生まれてきてね。」
そう願わずにはいられません。
週末は北日本で雪が降る予想だそうです。
寒くなりますので皆様体調管理に気を付けてお過ごしください。
仙台はまだまだ寒くなりそうです。
さて、インフルエンザをはじめ感冒症状がでることも多い季節です。
マスク着用や手洗い、うがいをしっかり行いましょう。
最近気になるのは、「抗菌薬」についてです。
俗に「抗生物質」と言われているアレです。
簡単に申し上げますと、
「むやみやたらに抗菌薬を服用しないこと!」
これが今日の結論です。
感冒(=かぜ)はくしゃみ鼻水、咳、発熱を主な症状とするウイルス感染症です。
「早く治るようにコウセイザイだしておきますね~」
もしかしたら以前はこんなオイシャサンがいたかもしれません。
しかし、繰り返しますが感冒はウイルス感染症です(※多くの場合)
抗菌薬を抗生物質と呼ばないのは「抗ウイルス薬」と混同しないでほしいからです。
抗菌薬はウイルスにはまったく効きません!!
なんでもかんでも抗菌薬を好む方が多い印象ですが、服用すればするほどに、あなたの大切な身体に抗菌薬が効かない「薬剤耐性菌」を育ててしまうきっかけになるんです。
そしてご家族や周りにその薬剤耐性菌がどんどんはびこることになりかねません!
もし服用して感冒が早く治ったのならば、それはあなたの免疫力がスバラシイということです。
どうか自信を持ってください。
感冒に罹患した際には、何よりも休息・安静と適切な栄養、さらに必要な水分摂取が大切です。
T'sレディースクリニックでは、細菌感染やマイコプラズマ感染が疑われる場合などを除いては感冒症状に対して抗菌薬処方をいたしません!(笑)
昨夜1月2日は少し大きい満月がみえる...はずでしたが生憎の曇り空。
そして雪が降っておりますね。
特に妊婦さんは滑って転倒しないようにくれぐれも気を付けてください。
特に22週以降、激しく転倒したり階段から滑って落ちたり交通事故に遭った際にはご一報ください。
羊水というそれはそれは素晴らしいクッションに包まれている赤ちゃんが直接ダメージを受けることはほとんどありません。
ところが転倒の衝撃で急激な子宮の収縮や血流の一時的な障害が起こると胎盤がはがれてしまうことがあります。
しかも厄介なことに、転倒した直後ではなくしばらく時間を置いてから胎盤早期剥離を起こすことがあります。
ですからその時は胎動もあって「心配ないかな」と思っても翌日、翌々日までは慎重に観察する必要があります。
何より転ばないことが大切です!
これまでリンクしていたT's日記(JUGEM)はそのまましばらく残しますので懐かしんでください(笑)
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。